燻製を作ろう  
ベーコン 釣りが好きなら、やりなされ。
山が好きなら、登りなされ。
旅が好きなら、気が赴くまま行きなされ。

そして
自然の一部になった自分を見つけるかもしれない。
燻製作りはいかがでしょうか。
自然との対話から生まれた先人の知恵。
時間に追われてる人なら、ゆっくりやりなされ。 。
仲間がいるなら、一緒にやりなされ。
その時その時の自分の燻製ができる。
食欲という本能と自然の豊穣が語り合う時、
無心になって時空を忘れる。

一度、薫製を作ったら
それぞれが大家を自称してもいいではないか。
いずれ、一回や二回では終わりはしないだろう。
やがて自然の中であなたの人生が燻され
あなたの芳香が醸し出される。
薫製作りとは、そういうものであろう。

Smoke Cooking!
秋刀魚 
材料 豚肉の三枚肉(バラ肉)。脂と赤身の割合い場合、燻すと赤身は収縮するが脂身は若干膨張することを念頭に。仕込み アイスピックなどで豚肉を刺し、塩やスパイスが浸透し易くする。余分な脂身は取り除く。塩漬け 塩、各種スパイス(月桂樹、黒胡椒など)、好みで砂糖、それらを肉にすりこむ。パットに入れ、保冷 上部をラップで覆い、冷蔵庫で二、三日寝かす。塩抜き 少量の水を出しながら、二、三時間塩抜きする。風乾 日陰の室内、屋外では風が安定しているとこで、半日から一日乾かす。燻し いよいよ燻しになる。燻す時間は4~6時間だが、好みに応じて。温燻(燻製室内温度40~60度)薫材 さくら、ヒーコリー推奨 材料 もちろん新鮮な秋刀魚。仕込み 包丁を下腹部まで入れ、内臓を取り残さず、血あいも刷毛などで洗い流す。塩漬け 尻尾から頭部に向って塩をすりこむ。頭部、内部も。保冷 パットにいれ、上部をラップで覆い、冷蔵庫で二、三日寝かす。一度流水で洗って、少量の水を出しながら、2~3時間、塩抜きをする。風乾 日陰の室内、風が安定している屋外で風乾。透明の魚脂が落ちてきたら風乾終了。燻し いよいよ燻しになるが、できたら2~3時間天日に当てる。燻す時間は4~6時間だが好みで。薫材 なら、ぶなが推奨。
燻製の中でベーコンは代表的です。チャーハン、サラダなど多様に使われる。燻されたベーコンからは木の香りが躍り出す
燻し上がるまでゆっくり待とう。
サーモンは燻製の王様
燻製された青魚はいぶし金色に輝き、酒のつまみに。青魚の味わいは芳醇さを醸しだす。
   燻製も保存食である。いにしえより日本の家屋で普通に行われた。囲炉裏の上でそれぞれ地方の素材が燻されていた。現代家屋は利便性と効率が優先され、燻製のための空間を葬り去った。しかし、燻製を作ろう。広葉樹の煙は化学を起こし腐敗から護る皮膜と芳香を作りだす。大量生産される燻製とは違う自分の燻製。煙の神秘は素材から異次元のテイストを作る。